偏極移行(d,p)反応による核反応の研究

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偏極移行(d,p)反応による核反応の研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Polarization Transfer in (d,p) Reaction
責任表示:
中島 孝夫(九州大学・理学部・助教授)
NAKASHIMA Takao(九州大学・理学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987-1989
概要(最新報告):
本研究は、偏極移行係数という新しい情報量を得ることによって低エネルギ-領域における(d,p)過程について、より詳細な研究を目指すものである。タ-ゲット核は、^<12>C,^<28>Si,^<40>Ca,^<52>Cr,^<90>Zrを用い、典型的な単粒子移行遷移についての実験を行った。測定は通常実験の観測量であるσ,A_y,A_<yy>,A_<xx>-A_<zz>,A_<xz>に加えて2重散乱実験によるP_y,K^y_y,K^y_y_y,K^y_x_x-K^y_z_z,K^y_x_z等の角分布について行った。上記各タ-ゲット核については同じ18MeVの重陽子ビ-ムによる弾性散乱の微分断面積、ベクトル及びテンソル分析能の測定も行い、併せて核反応理論による系統的な解析をすすめた。弾性散乱デ-タの解析からは、重陽子光学ポテンシャルにT_R型テンソル項の寄与の重要性が認められたが、(d,p)過程においては、K^y_y,K^y_x_x-K^y_z_z,K^y_x_z等のテンソル相互作用に関する最も感度の高い観測量によってもT_R-テンソル項の効果は極めて小さく、重陽子D状態からの(d,p)反応振幅への寄与がこの反応におけるほとんどのテンソル的な効果を占めている事が明らかになった。不変振幅法(Invariant Amplotue Method)による偏極量の解析、分類を進め、分析能、偏極移行量の組合せによって特定の核反応情報と結びついた観測量を導出する試みによって、特にテンソル交互作用のみにセンシティブな量を得ることに成功し(d,p)反応への重陽子D状態の寄与について定量的な理解が得られた。るたK^y_yは、元来重陽子D状態の寄与を調べるため最有力な観測量とされてきたが、この研究からは却ってCC効果等の反応メカニズムに関する重要な情報源になっていることが判明した。本研究の1つの目的として、K^z_z,K^x_x,K^y_y,の完全測定があり、そのための装置の改造の準備が進められてきたが、現行のテ-マに集中した実験を優先したため、研究としては先送りとなった。 続きを見る
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類似資料:

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