家蛋の胚発生における形質発現機構とその制御因子

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家蛋の胚発生における形質発現機構とその制御因子

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Gene expression and its control agents in embryogenesis of Bombyxmori
責任表示:
古賀 克己(九州大学・農学部・教授)
KOGA Katsumi(九州大学・農学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987-1988
概要(最新報告):
家蛋卵から翻訳活性を有するRNAの抽出法の確立に成功した。これにより受精後のタンパク質合成活性の変動、および発生分子マーカーとしてきわめて有用な、特異的変動を示す酵素アルドラーゼのアイソザイム切り換えを分子レベルで追求できた。さらにまたヒト遺伝子の構造解析を深く追究した技法を適用して、家蛋卵ゲノムのDNAによるライブラリーを作成、利用するための基礎が固まった。一方、胚子の主要卵黄タンパク質については、その精製が行われ、ついで卵巣で発現されるcDNA全配列決定、mRNAの翻訳と翻訳後プロセッシングなどの詳細な知見を確立した。次に胚発生中の特異的プロテアーゼによる上述の主要卵黄タンパク質分解の様式を追究し、それが限定分解であることから、卵黄利用初発反応の分子機構を他の生物に先駆けて明らかにした。より高次の調節機構であるホルモンについては、卵巣の結合型エクジステロイドの分子構造が決定された。ついで、その修飾基の加水分解による除去が、胚発生において利用されるべきフリータイプ、すなわち作用型をもたらすことから、その加水分解酵素に着目して追究し、これまで全く不明であった胚発生における活性ホルモン分子の動態について知見が得られるようになった。また、休眠という複合作用を支配する単独遺伝子pndの産物が同定でき、その作用様式が推定されたと同時に休眠と卵殻の酸素透過性についても議論が深められた。これらは休眠開始機構追究の突破口を与えるものである。逆に休眠覚醒に活性化するシグナル酵素、エステラーゼAが単離・結晶化され、その基質と作用様式が解析された。本酵素は試験管内で時間を計ることができる「ペースメーカー」分子の一種ではないかと目される。また、カイコの休眠を変更させる特殊核酸塩基、とくに5-メチルシトシンの作用が明らかになったことから、休眠システムに外乱を加える新しい追跡方法が提案された。 続きを見る
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