活性物質による行動制御の可塑性と新しい研究方法の開発

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活性物質による行動制御の可塑性と新しい研究方法の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
大村 裕(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987
概要(最新報告):
動物の行動を制御する中枢神経機構において, 重要な役割を果たしている血中や脳内の生理活性物質が情動行動の学習および消去過程における脳の可塑性にどのように関与しているか検討した. また, 脳移植から生体内での神経活動, 単離培養細胞および遺伝子レベルさらに数理モデルに至るまで広い範囲に亙って, 脳の情動行動の成立とその可塑性研究の新しい手法を開発, 工夫した. 大村はin vivo vollammetry法(±vv)を用いて, ラットの視床下部外側野におけるセロトニン放出が摂食行動をむしろ促進する形で摂食行動の日内リズム形成に関与していることを見出した. また, ヒドラを用いた新しいバイオアッセイ法を用いてfibroblast growth factor(FGF)が, ラット脳脊髄液体中に摂食後数時間に亙り数万倍も増加すること, そしてFGFが摂食抑制作用を有することを明らかにした. 小野はラットを用いて, ドーパミン感受性視床下部外側野ニューロンの音弁学習行動への関与を明らかにした. 川村はAF64A処置したラット海馬におけるコリン作動性ニューロンの移植を行い, 対照に比べて移植後に8方向迷路学習成績の改善をみた. また, 異種動物, チョウセンシマリスとラット間における視交叉上核の移植を行い, わずかの改善をみた. 金子はカメ網膜より視細胞を単離し, グルタミン酸のこの細胞への取り込みにNaイオンが関与していることを明らかにした. 鈴木は四肢の動力学的特性を表現する内部モデルを神経回路によって表現し, ロボット制御実験を通して評価し, 特に手先の運動における最適軌道の決定をした. 野々村は脳の可塑性のCa結合蛋白質, リン酸化蛋白質への影響を明らかにし, 加藤はbrain dialysis法によって線条体でのAChの遊離の経時変化を測定した. 木村は細胞接着因子の一つFNの神経細胞軸索での出現を免疫組織化学的に証明した. 浜村はストレスによりACTH分泌が減弱することを明らかにした. 続きを見る
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