mRNA前駆体の転写とスプラインシングのカップリング

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mRNA前駆体の転写とスプラインシングのカップリング

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
大島 靖美(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987
概要(最新報告):
Alternative splicingの機構の解明のため, ヒトβグロビンの第1エクソンー第1イントロンー第2エクソンからなるmRNA前駆体のイントロン内部の一定の部位に, 種々のdonor site関連配列を導入した. 導入した配列はリンカーを含めて全て32塩基であり, そこに含まれているdonor関連配列は, 9塩基のconsensus donor配列, ヒトβグロビンの第1または第2donor配列(14あるいは16塩基) SV40ウィルスのTまたはt donor配列(16塩基)である. これらのRNA前駆体とHeLaの細胞核抽出液によるin vitroスプライシング反応を行い, 次のような結果が得られた. 1)これらのRNAのいづれにおいても, 本来のdonor siteによるスプライシングの他に, 導入した反応をdonor siteとするスプライシングが見られた. 2)後者の前者に対する相対的効率は導入する配列に依存した. 3)この相対的効率は, Kcl及びMgcl_2濃度に依存し, どのMgcl_2濃度においてもKcl濃度が高い程高い傾向が見られた. SV40-tdonorまたはconsensus donorを導入したRNAでは, いくつかの条件において導入したdonor siteの方が本来のdonor siteよりも効率よくスプライシングに使われた. これらの結果は, 3〜8塩基のエクソンと6〜8塩基のイントロを含む9〜16塩基の短い配列がdonor siteとして働き得ることを示している. また, 塩濃度が高い程, acceptorにより近い(下流の)donor siteが使用され易くなることを示唆する. 続きを見る
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類似資料:

11
mRNA核外輸送の分子機構 by 大島 靖美; OHSHIMA Yasumi
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