染色体GC含量を制御するミューテーター遺伝子(mutT)の分子遺伝学的研究

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染色体GC含量を制御するミューテーター遺伝子(mutT)の分子遺伝学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
堀内 嵩(九州大学・大学院医学系研究科・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987
概要(最新報告):
我々は最近大腸菌のA:TからC:Gへの特異的なトランスバージョン型の自然突然変異の生成を抑制しているmutT遺伝子の産物を同定したが, 本研究ではそれが既知タンパク質であるか否かを検証した. 以前より直接的な証拠はないもののmutTタンパク質は, DNAポリメラーゼIIIのサブユニットの一つである可能性が示唆されてきた. 特にDNAポリメラーゼIIIの核となるコア酵素は, α, ε, θの3つのサブユニットで構成されており, すでにαとεサブユニットは, それぞれdnaEとdnaθ遺伝子の産物であることが判明し, その変異体は共に強いミューテーダーであることが知られている. そこで我々はクローン化したmutT遺伝子を用いてその産物が残るθサブユニット(10Kダルトン)と同一か否かを厳密に検証しようとした. (1)クローン化したmutT遺伝子の塩基配列から予報されるその産物の分子量は, 15Kダルトンであるが, 用いられる開始コドンの位置の決定が必要である. そのため, 第一番目の開始コドン(この場合の産物が15Kダルトン)を人工合成したDNA利用した変異導入法で不活化したところ, mutT遺伝子の活性が消失したことから, このATGがmutT遺伝子の開始コドンと結論した. (2)mutTタンパク質を単一バンドまで精製し, それに対する抗体を作製した. 現在この抗体が大腸菌DNAポリメラーゼIII複合体に含まれるサブユニットと反応するか否かを検討中である. 結論はこれを待たねばならないが, これまでの結果は, mutTタンパク質は, θサブユニットではないことを強く示唆している. 続きを見る
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