生体機能性ファイン材料の創成・主体との相互作用及び臨床応用

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生体機能性ファイン材料の創成・主体との相互作用及び臨床応用

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
青野 正男(九州大学・歯学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987-1989
概要(最新報告):
本研究における我々の目的は, 新しい素材である結晶化ガラスやその関連材料を創成し, 医歯学領域の臨床へ応用することである. そして今年度は, 模型歯用, 歯冠用, インプラント用の結晶化ガラスの製造を可能としたので以下, 各材料についての成果を報告する. まず模型歯用結晶化ガラスは, 教育の場で現在使用されているメラニン樹脂製模型歯の硬度が低く, 逆に靭性が高いという欠点を克服して, 天然エナメル歯に近い切削感を得ることができ, かつ精密プレス成形によって, 天然歯の形態に酷似した歯牙模型の大量製造が可能となった. 次に歯冠用結晶化ガラスは, 結晶構造, 組成を制御することにより, 天然歯同様の色調を再現し, 口膣内で安定していた. また, 通常使用されている燐酸塩系の埋没材は, 鋳造時結晶化ガラス表面と反応し, 鋳造精度の低下を招く原因となっていたが, α-クォーツ, α-クリストバライト系埋没材を開発することによって両者の反応をなくし, 鋳造精度の高いクラウンの作製が可能となった. 最後にインプラント用結晶化ガラスは, 良く使用されるアルミナインプラントの骨と結合しないという欠点, アパタイトインプラントの機械的強度が低いという欠点を克服し, 骨と反応してかつ機械的強度が高いという性質を有する. 骨との結合に関しては, この材料を体液と同等の無機成分を含む溶液中に浸漬すると, その表面に速かにアパタイトが沈着する点や, 動物の骨内にインプラントしたものを検討することによって確認された. 今年度の成果を踏まえ次年度は, 模型歯用結晶化ガラスの用途をさらに拡大するためのコンポジットレジン人工歯石, 歯冠用結晶化ガラスの色調を天然歯にさらに近似させるためのグレージング材料の開発を目指し, インプラント用結晶化ガラスについては, 種々の動物実験を行って骨との化学結合をより明確に分析する予定である. 続きを見る
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類似資料:

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バイオマテリアル : 材料と生体の相互作用 by 田中, 順三; 角田, 方衛; 立石, 哲也
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