偏極陽子によるLi同位体の非弾性散乱およびトリチウムの生成反応の研究

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偏極陽子によるLi同位体の非弾性散乱およびトリチウムの生成反応の研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
隈部 功(九州大学・工学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987
概要(最新報告):
本研究では核融合炉開発に重要なLi同位体に関する中性子反応核データの評価の基盤を作る為に, 偏極した陽子によるLi同位体の弾性・非弾性散乱及びトリチウム生成反応について, 二重微分断面積等を測定し, 理論解析を行うことを目的とした. 偏極ビームを用いることにより, 中性子反応では得ることが困難なデータが得られ, 精密な解析を行うことが出来る. 主な結果を以下にまとめる. 1.14MeV近傍での^7Li(p,p´),(p,d),(p,t),^6Li(p,p&acute;),(p,d),(p,^3He),(p,α)反応の精度の良い二重微分断面積, アナライジングパワーのデータが得られた. 2.弾性・非弾性散乱の測定値に基づいて, 光学模型, あるいはチャネル結合法を用いて^<6,7>Li+p系の光学ポテンシャルをスピン依存項を含めて決めた. 3.他の2体反応に関しては歪曲波ボルン近似による解析を行った. 4.^<6,7>Li同位体の反応には, 終状態で3体に崩壊する反応過程が大きく寄与している. これについて, 最近提案されている離散化連続準位チャネル結合法の有効性を調べる為に, チャネル結合法の代りに歪曲波ボルン近似により非弾性散乱の連続スペクトルを解析した. その結果, スペクトルの特徴を説明できた. 更にチャネル結合法を用いて詳細な解析を進める必要がある. 5.3体崩壊反応から放出される陽子以外の粒子の連続スペクトルは, 終状態相互作用模型により, 非常によく再現できることが分った. このことからこの3体崩壊反応では終状態におけるいくつかの相互作用が独立に働いていると云える. 本研究で得られた陽子による反応の測定データは中性子反応のデータとよい類似性がみられるので, 本研究で用いられた解析の手法は中性子反応に対しても有効であろう. 続きを見る
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