胆管膵管合流異常例の胆汁脂質分析による胆道癌病因の解明

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胆管膵管合流異常例の胆汁脂質分析による胆道癌病因の解明

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Change of biliary lipid in patients with anomalous bilio-pancreatic junction -relation to carcinoma of biliary tract.
責任表示:
YANAGISAWA Jiro
柳澤 次郎雄(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987-1988
概要(最新報告):
膵管胆道合流異常症例に胆道癌が高率に合併することから、膵液の胆道内逆流と発癌との関連性が考慮されている。胆汁中主成分であるレシチンからフォスフォリパーゼによって生成されるリゾレシチンは、極めて細胞障害性が強い。膵管胆道合流症例では、リゾレシチンが生成され、発癌と何らかの関係があると考えられるが、膵管胆管合流異常症例において、レシチン、リゾレシチンを正確に定量した報告はない。レシチン、リゾレシチン定量は有機溶媒と薄層クロマトグラフィーにて行なわれてきたが、精度、正確度共に不十分であるため、新たに定量法を確立した。すなわち、胆汁0.1〜0.2mlをクロロホルムーイソプロパノールで希釈後、アミノプロピル、ボンドーエリュートカラムにて抽出、高速液体クロマトグラフィーにてレシチン、リゾレシチン分画を採取、各分画中のコリンを酵素法で測定した。〔^<14>C〕レシチン、リゾレシチンの添加回収実験では、回収率は95%以上、レシチンのリゾレシチンに対する混入は1%以下で、ほぼ満足すべき結果を得た。膵管胆道合流異常症10例を本法で定量すると、リゾレシチンが全く生成されていない二例から、80%がリゾレシチンに変換された症例まで%リゾレシチンに症例により大差があった。同症例の胆汁酸をガスクロマトグラフィー(GLC)にて定量すると、胆嚢胆汁中胆汁酸濃度は正常コントロールの約1/5で、二次胆汁酸であるデオキシコール酸化率の減少を認めた。〈結論〉膵管胆道合流異常において大部分の症例で胆汁中レシチンは、膵液フォスフォリパーゼにより、ある程度リゾレシチンに変換され、しかもそのままの形でとどまっており、胆道系への慢性刺激がたえず存在することは明白である。胆道癌発癌とリゾレシチンの関係を今後さらに検討する必要があると考えられる。 続きを見る
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