移植臓器保護法の研究:プロスタグランディン(PG)及び Ca拮抗剤の効果

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移植臓器保護法の研究:プロスタグランディン(PG)及び Ca拮抗剤の効果

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
寺坂 禮治(九州大学・医学部・助手)
萱島 孝二(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987
概要(最新報告):
1.Ca拮抗剤の温阻血障害肝における効果の検討 ラット肝全温阻血モデルを作成し, Ca拮抗剤Verapamilを阻血直前, 直後の各30分間, 10μg/kg/minにて門脈内持続投与した. 対照群としては, 同容量の生理的食塩水を使用し, Verapamil投与の効果を検討した. (1) 生存率:対照群のラット7日間生存率をみると, 阻血時間60, 90, 120分間で, 100, 50, 0%であったのに対して, Verapamil投与群では, 100, 89, 56%と, 生存率が有意に改善した. (2) 肝エネルギーチャージ:阻血後血流再開後の肝エネルギーチャージでみても対照群の回復が阻血前の10%にとどまったのに対して, Verapamil投与群では30%までと有意に高値を示した. (3) 肝機能についても, Verapamil投与群では良好に推移した. 以上のことより, Ca拮抗剤Verapamilは, 阻血後の肝ミトコンドリア機能の回復に有効であり, 阻血障害肝に対しての保護効果が示唆された. 2.PGI_2アナログ(OP-41483)の温阻血障害肝における効果の検討 ラット肝全温阻血モデルを使用し, 同様にOP-41483を門脈内, 及いは静脈内に持続投与し, その保護効果を検討した. (1) 生存率:対照群ラット生存率は120分阻血時, 0%に対して, OP-41483門脈内投与群は75%と著明な改善を示した. (2) 肝エネルギーチャージ:阻血後の肝エネルギーチャージの回復も対照群に比し, 良好であった. 以上のことより, OP-41483は, 温阻血障害肝に対して保護効果を持つことが明らかとなった. その機序の解明については, 現在研究中である. 続きを見る
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類似資料:

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小児肝移植肝臓病アトラス by 松井, 陽; 国立成育医療研究センター
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