母体のZn欠乏症が胎児発育に及ぼす影響について

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母体のZn欠乏症が胎児発育に及ぼす影響について

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
水田 祥代(九州大学・医学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987-1988
概要(最新報告):
Wister系妊娠ラットに亜鉛欠乏食をA)妊娠全経過投与群(A群)、B)妊娠前半のみ投与群(B群)、C)妊娠後半のみ投与群(C群)、およびD)コントロール食投与群(D群)にわけ、母体血中および肝亜鉛濃度、胎仔の発育、肝亜鉛濃度を検討し以下の結果を得た。 (1)母親の血漿亜鉛濃度:A群では妊娠5日目よりD群に比べ低値を示した。また、C群の方がB群に比べ妊娠20日目の血中濃度は有意に(P<0.01)低かった。 (2)母親の肝重量:妊娠5日目より、A群ではD群に比べて有意(P<0.01)に軽く、またB群に比べC群の方が軽かった。 (3)母親の肝亜鉛含有量:g湿重量当りの亜鉛濃度は各群で有意の差はなかった。しかし、肝重量に差があるため亜鉛の含有総量には妊娠10、15、20日ともに有意の差(P<0.01)があり、また、B群20日目とD群と差はなかったが、C群ではD群に比べ優位に(P<0.01)低かった。 (4)胎仔数:1.A群では妊娠継続不可能であった。2.B群とC群とを比べると、C群の方が有意に(P<0.02)胎仔数は少なかった。 (5)胎仔の体重:妊娠15日目、20日目の胎仔の体重はB群ではD群に比べて差はなかったが、C群ではB、D群よりむしろ大きかった。 (6)胎仔肝重量:体重と同様の結果を示した。 (7)胎仔肝亜鉛含有量:D群の平均肝亜鉛含有量59.13±0.804μg/g、wet wt.に比べB群は59.44±14.36μg/g wet wt.で差はなかったが、C群では39.28±7.44μg/g、wet wt.で有意(P<0.01)に低かった。 以上より、ラットの妊娠継続に亜鉛は欠くことのできない栄養素であり、特に妊娠後期における仔の発育に重要であるといえる。 骨格の発育について、現在検討中である。 続きを見る
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