体組織中可燃性物質の法医学的検出とその応用に関する研究

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体組織中可燃性物質の法医学的検出とその応用に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Forensic Analysis of Fuel Components in Body Materials
責任表示:
KIMURA Kojiro
本文言語:
日本語
研究期間:
1987-1988
概要(最新報告):
1.ガソリンおよび灯油成分の定性および定量法の検討について。 体組織中から、微量の可燃性物質(ガソリンおよび灯油)を正確に、しかも高感度に分析する方法を2種類の手法、すなわち気化平衡法および溶媒抽出法を用いて確立した。定性および定量分析にはガスクロマトグラフィー・質量分析計を用いた。その結果、ガソリン蒸気吸入後の動物血液中から、気化平衡法によりベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素と、炭素数5〜8の鎖状炭化水素が検出された。他方、灯油蒸気吸入後の動物血中からは溶媒抽出法により炭素数9の芳香族炭化水素群、すなわちクメン、メシチレン、プソイドクメンおよび1,2,3ートリメチルベンゼンと、炭素数9以上の鎖状炭化水素が検出された。これらの結果によって、ガソリンと灯油暴露時の異同鑑別が可能となった。上記の方法は、燃料蒸気への暴露が問題となるような事故、中毒時の死因解明や状況複元のための客観的根拠を与えるに十分な感度と精度を有しているものと認められた。 2.ガス蒸気暴露装置の作製について 現在使用されているガス発生装置は高値であり小研究室での使用は困難である。そこで、一般器具を用いた、安値かつ一定濃度のガス蒸気が得られる装置を作製した。溶剤としてはガソリンを用い、蒸気化したガソリンは、空気ポンプによってトラップ内で濃度が調整され、暴露槽内を送られる。この装置によって、少なくとも60分間一定したガソリン蒸気が得られ、ガソリンの環境濃度を推測する上に十分有効な装置であるものと認められた。動物実験においても、ガソリン蒸気濃度と血中ガソリン成分濃度との間に正の相関関係が得られた。分後、他の混合有機溶剤についても検討する予定である。 続きを見る
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