沸石組成からみた西南日本内帯第三系の埋没続成史

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沸石組成からみた西南日本内帯第三系の埋没続成史

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Zeolitic diagenesis of the Tertiary formations in the Inner zone of Southwest Japan
責任表示:
三木 孝(九州大学・理学部・助手)
TAKASHI Miki(九州大学・理学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987-1988
概要(最新報告):
堆積岩の埋没続成作用の研究は、沸石・粒土鉱物・珪酸鉱物などの自生鉱物の組み合わせや、孔隙率・圧密度などの物理的性質の変化に着目して行われることが多いが、西南日本内帯の第三系ついての研究例は極めて少ない。本研究では九州・山口地域の主要な第三系分布地域において地質調査を行い層序を確立すると共に、得られた沸石試料の顕微鏡・X線回折による検討に基づいて、当該地域の第三系埋没続成史を総合的に考察した。 各地域における沸石の層位的分布を検討した結果、各堆積盆地では第三系の上部から下部へ向かって、より高度の続成作用によって生じると考えられている沸石が産出することが明らかとなった。複数の地域間では層準に関係なく、一定方向(北九州では北西方向、西九州では西北西方向、南西九州では南西方向)への続成度上昇傾向が認められる。沸石に伴って産する炭質堆積岩では、続成作用の進行に応じて水分・揮発分含有率が減少し、固定炭素含有率が増加する事実が明らかとなり、沸石続成度と有機変成度との対応関係が明確にされた。既述の続成・変成度の層位的・地域的変化は一義的には堆積盆地の地下埋没の程度差を示しているものと考えられるが、潜在熱源からの付加的熱供給の可能性も示唆される。即ち本研究で明らかとなった続成度・変成度の帯状配列は、堆積盆地沈降量の地域差をもたらした造構造運動や古地理、火成活動を含めた当地域の第三紀テクトニクスの特異性を反映したものと考えられる。既述の第三系の沸石続成作用との比較のために一部の地熱帯産の沸石について検討した結果は、両者間での沸石の産状・性状に多少の差異を示している。沸石生成条件の詳細な検討のために、今後地熱帯産試料についての一層の研究が必要と考えられる。更に各種沸石の鉱物学的性質、化学組成についても一層の資料の蓄積が必要である。 続きを見る
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