中英語頭韻詩, 特にガウェイン詩群の統語法研究

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中英語頭韻詩, 特にガウェイン詩群の統語法研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
田島 松二(九州大学・教養部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987
概要(最新報告):
大英図書館所蔵のCotton Nero A.x.写本は一般にガウェイン詩群と呼ばれているが, その写本は中英語最高のロマンスといわれるSin Gawaiu and the Gretu Kuiqht, すぐれた宗教叙情詩Pearl, 更に2つの説教詩CleannessとPatieuceから成り, 文学・言語の両面から多彩な研究が行なわれてきた. その最も重要なテーマのひとつは, これら4篇の頭韻詩は果して同一詩人のものかどうか, というものであり, 前世紀来同一作者説及び複数作者説が主として言語・文体の面から展開されてきた. 本研究の究極の目的はガウェイン詩群の言語, 特にその統語法を分析し, 併わせて同時代にかかれたと推定される他の頭韻詩の言語を分析・比較対照することにより, これら4篇間の言語的特徴の異同を明らかにし, 同一作者説の正否を検討することである. そのため今年度は中英語頭韻詩全体のオーサーシップに関する過去100年余の研究文献を収集し, それらを通読, 問題点の整理を行なった. そして今後の研究方向としては, ガウェイン詩群を中英語頭韻詩全体の展望の中でとらえるべきことが明確になった. その上で行なった具体的研究は同詩群で詩形上重要な役割を担っていると考えられる迂音的助動詞con(=did)を取り上げ, その異形であるganをも考慮に入れて中英語頭韻詩全体の調査を行なった. その結果を形態・頻度・機能・意味の点から検討し, 14世紀後半の頭韻詩全体の展望の中でのガウェイン詩群の特徴ならびにガウェイン詩群の4篇間の統語法上の異同を明らかにすることができた. 結論的には, 複数作者説の可能性を示唆するものとなったが, 今後このような言語・文体面から客観的事実を積み重ねてゆくことがガウェイン詩群オーサーシップ研究に資することになると思われる. 続きを見る
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