巨大シナプトソームを用いたシナプス前膜機能の解析

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巨大シナプトソームを用いたシナプス前膜機能の解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Mechanism of Presynaptic Function as Studied Using Giant Synaptosomes
責任表示:
桐野 豊(九州大学・薬学部・教授)
KIRINO Yutaka(九州大学・薬学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987-1988
概要(最新報告):
1.本研究は、単離シナプトソームやシナプス小胞膜を、電気生理学的手法が適用可能な巨大プロテオリポソームや平面膜に再構成して、膜のイオンチャネルを検出し、そのキャラクタリゼーションを行うことを第一の目的とした。第二に、外在性脂質を用いることなく、生体膜小胞のみを融合させて、巨大生体膜ベシクルを調製する手法を開発し、これをシナプトソームに適用して、巨大シナプトソームを調製する。そして、巨大シナプトソームを用いて、従来不可能とされていた種々の操作・測定(膜電位固定、パッチクランプ、膜電気容量測定、物質注入等)を可能にする新しい実験系を構築しようとするものである。2.ラット大脳皮質から純度の高いシナプトソーム及びシナプス小胞を単離する手法を確立した。3.得られた膜小胞を巨大プロテオリポソームに再構成する為の簡便な手法を開発した。巨大プロテオリポソーム系及び平面再構成膜系を用いて、膜に存在する種々のイオンチャネルを検出し、その性質を調べた。シナプトソーム膜からは、静止電位に寄与すると考えられる膜電位に依存しないカリウムチャネルや、カルシウム濃度及び膜電位に依存して開閉挙動が変化するカリウムチャネルなど数種のイオンチャネルが見出された。シナプス小胞膜からは、数種のカチオンチャネルとアニオンチャネルを見出した。シナプス前膜の機能においてこれらのイオンチャネルの果たす役割を考察した。4.シナプトソームのような生体膜小胞を、外在脂質を用いることなく、融合させて巨大化する手法を開発した。この巨大ベシクルには、いろいろな電気生理学的手法の適用が可能であった。なかでも、微小電極や微小イオン選択性電極の刺入及び蛍光ラベル物質のベシクル内注入といった、これまで再構成系では不可能であった操作を行なうことができた。このように、巨大シナプトソームは神経伝達物質放出機構を解明する為の優れたモデル系である。 続きを見る
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類似資料:

11
無脊椎動物における味覚情報変換の分子機構 by 木島 博正; KIJIMA Hiromasa; 森田 弘道; MORITA Hiromichi
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