食細胞のCa^<2+>に関する生化学的研究

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食細胞のCa^<2+>に関する生化学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
古賀 敏生(九州大学・歯学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987-1988
概要(最新報告):
食細胞は炎症巣に遊走し、貧食作用を営み、活性酵素を産生し、ライソゾーム酵素を放出するなど生体防御に重要な役割を果している。食細胞がこれらの機能を発揮する際に細胞内Ca^<2+>濃度の上昇が必須であると考えられている。本年度は、モルモット腹腔マクロファージを用いて、1.イノシトール1、4、5ー三リン酸(IP_3)のアジド誘導体による結合蛋白の同定、2.IP_33ーキナーゼの精製、以上の2点に関して研究を推進し、以下の結果を得た。1.アジドサリチル酸とβーアラニンからアジドサリチルβーアラニン(ASβA)を合成した。クロラミンTを用いてヨード化を行ない^<125>IーASβAを得、その後カルボニルジイミダゾールを触媒としてIP_3との縮合反応を行ないIP_3ー〔^<125>I〕ASβAを得た。サポニン処理でマクロファージをIP_3ー〔^<125>I〕ASβAとともに紫外線照射し、SDS電気泳動、オートラジオグラフィーによりIP_3結合蛋白の同定を行ない分子量50K、27K、18KDaの三種の蛋白が強くラベルされたのを認めた。さらにアジド誘導体として^3H標識のアジド安息香酸βーアラニンを用いて同様の実験を行なったが、同じく三種の蛋白に加えて、80KDaの蛋白にも標別が認められた。2.既報のとおり、IP_3ーキナーゼは新しいカルモデュリン依存性酵素である。しかしながらCa^<2+>/カルモデュリンによる活性化は、血管平滑筋を用いた場合と比べて弱く、非依存性の型も存在する可能性を示していた。マクロファージ可溶性分画をゲルロ過すると分子量150Kと40KDaに2つの活性ピークを認め、低分子側のピークはゲルロ過溶液にCa^<2+>が存在すると70KDaにシフトした。また150KDaの活性ピークはCa^<2+>非依存性であった。現在この分画酵素を精製中である。 続きを見る
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