成人T細胞白血病ウイルス(HTLV-I)の母子感染に関する20年間の縦断的研究

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成人T細胞白血病ウイルス(HTLV-I)の母子感染に関する20年間の縦断的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
植田 浩司(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987-1989
概要(最新報告):
これまでに行われた成人T細胞白血病多発地域の横断的疫学調査では、成人男女のHTLV-I抗体陽性率が年齢が高いほど高値をとることが報告されているが、この現象の説明はまだなされていない。各年齢群の出生年の違い(出生コホ-トの違い)がこの現象に関与している可能性を検討するために、沖縄の同一地域において経時的に採取された10〜30代女性の血清3506検体のHTLV-I抗体を測定し、出生年ごとの抗体陽性率を解析した。その結果、同一地域の20代と30代女性のHTLV-I抗体陽性率は、年齢よりも出生コホ-トに強く影響されていることが明らかとなった。出生コホ-トが新しいほど抗体陽性率が低いことから、高年齢ほど抗体陽性率が高いという横断的調査でみられる現象は出生コホ-トの違いとして説明可能であると考えられる(Lancet,1989 ii,979)。一方、同一出生コホ-トでも10代と20代では抗体陽性率に差がみられた。これは、横断的調査でみられる成人と小児のHTLV-I抗体陽性率のギャップに相当し、10代から20代にかけて出生コホ-トの抗体陽性率が急激に上昇する可能性を示唆するものと考えられる。しかし、私たちが追跡調査を行っている1965年生まれの沖縄のコホ-ト集団では、3歳から22歳の間に抗体陽転した者は168名中1名にすぎず(昨年度研究実績報告書)、上記のギャップを説明するに至っていない。 続きを見る
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類似資料:

12
鹿児島県成人T細胞白血病委託研究成果報告書 by 鹿児島県ATL対策調査研究委員会
12.
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