フィブロブラスト増殖因子の活性フラグメントの開発とその中枢神経作用の検索

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フィブロブラスト増殖因子の活性フラグメントの開発とその中枢神経作用の検索

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Development of active fibroblast growth factor and its CNS action
責任表示:
赤池 紀生(東北大学・医学部・教授)
AKAIKE Norio(東北大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987-1989
概要(最新報告):
ヒドラを利用した細胞成長因子および関連物質の超高感度検出法(花井他、1987;花井1989)により、食後一過的に脳内で酸性型、塩基性型線維芽細胞成長因子(FGF)活性が増加することが見出された(花井他,1989)。そこで、FGFの脳内での摂食調節機構について様々の角度から検討した。高度に精製されたFGFを利用して抗FGF抗体を用意し、免疫組織化学法によるFGF分布、その動態を検討し、脳内に投与してその効果を検討した(大村他,1989)。また肥満との関係を明らかにするために、遺伝的肥満ラットFattyややせラットLeanを利用して、これらのブトウ糖投与に伴うFGF活性の変化も検討した。この結果、FGFは脳内で内因性摂食調節物質として働き、更に神経栄養因子として中枢神経系の維持にも重要であることが明らかになった。FGFのニュ-ロンレベルにおける作用機序を明らかにするため、視床下部に存在した行動制御に重要な役割を果している化学感受性ニュ-ロンの活動に対する作用を無麻酔および急性麻酔下ラットを用いて調べた。細胞外および細胞内電気現象の記録はテフロン被覆白金イソジウム電極とガラス管多連微小電極で行なった。その結果、FGFはラット視床下部外側野ニュ-ロンの活幼を抑制することがわかった。さらにFGFのこの部位のニュ-ロンへの直接作用をみるため、酵素と機械的処理でニュ-ロンを単離し、これにパッチクランプ法を適用して膜電位固定下に次の結果を得た。FGFは膜電位依存性Na、KやCaチャネルや興奮性アミノ酸による化学伝達には全く影響を与えなかったが、細胞内ATP減少によるGABA応答の減少を防止する作用が認められた。すなわち生体実験でみられたFGFによる視床下部外側野ニュ-ロンが活幼の抑制はGABA受容器へのFGFの賦活作用による可能性が示唆された。この他、視床下部その他脳部位のニュ-ロンの諸性質を明らかにできた(赤池他、文献参照)。 続きを見る
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