気管・咽頭・食道の内圧測定法とその臨床的意義

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気管・咽頭・食道の内圧測定法とその臨床的意義

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
A procedure to measure the intraval pressure of trachea, pharynx and esophagus and its clinical evaluation
責任表示:
小宮山 荘太郎(九州大学・医学部・講師)
Komiyama Sohtaro(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986-1987
概要(最新報告):
本研究はminiture transducerを用いて, 嚥下時の咽頭内圧(嚥下圧)を測定し臨床応用を考えることにあった. 以下研究成果について報告する. 1.呼吸運動様式と嚥下運動との相違: 正常者の嚥下運動は呼気時に生じることを実験的に観察したが頭頸部癌の術後や気管切開などの手術操作が加えられるとこの関係が破壊されることが判明した. これは気管内に嚥下運動をコントロールするレセプターの存在を示唆しているように思えた. これが誤嚥を防止する役目を果たしている. 実地臨床では誤嚥患者に呼吸センサーを付けて, 呼気の始めに嚥下運動を起こし嚥下終了時も呼気相を維持出来るように指導した. このリハビリテーションは非常に有効であった. 2.嚥下圧伝搬速度の測定: 嚥下第2相のスピードに関しては筋電図学的あるいはX線透視などによる研究があるが嚥下圧波の伝搬速度は測定されたことがない. 本研究では4チャンネルの嚥下圧測定器を用い伝搬速度をコンピュータを用いて計算させた. この結果では喉頭蓋谷付近の速度が遅くなることが観察された. 頭頸部癌の術後症例では咽頭粘膜を切除した症例で伝搬速度の異常が観察された. これが広範囲になれば誤嚥の原因と成ることも観察され新しい知見として報告する予定である. 3.誤嚥症例の治療: 嚥下運動が生じても内圧が十分で無い時, あるいは嚥下圧の伝搬に欠損が生じた時などには食塊を移動さす力が消失し誤嚥を生じさせる原因となる. しかし, このような場合でも呼吸運動が正常に行われていればある程度, 誤嚥は防止出来ることが判明した. 続きを見る
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