超薄切片の格子像観察による土壌の中間種粘土鉱物の構造解析

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超薄切片の格子像観察による土壌の中間種粘土鉱物の構造解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Analysis of lattice fringe images appeared on ultrathin sections of intergradient clay minerals in soils
責任表示:
和田 光史(九州大学・農学部・教授)
Wada Koji(九州大学・農学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986-1987
概要(最新報告):
韓国光州統の赤黄色土B層から分離し, 従来"バーミキュライトー緑泥石中間種鉱物"とよばれてきた粘土鉱物について, 61年度に確立した方法を用いて, 鉱物粒子をそのケイ酸塩層に垂直に切り, 薄片の高分解能電子顕微鏡写真に現れる格子像とX線回析図を対比して, 本中間種鉱物の積層構造について, 次のような知見を得た. 1.典型的粒子は0.3〜0.5μmの粒径, 0.07〜0.14μmの厚さをもち, 紡錘形を呈する. この粒子内には, K^+飽和, 25〜60°Cで, 14, 11〜12, 10及び7〜8〓の繰り返し間隔で積み重なるケイ酸塩層が存在し, 14及び11〜12〓の繰り返し間隔を示すものが主体となっている. これらのケイ酸塩層は, 真直なものばかりではなく, しばしば波打つように曲がり, その配列にも乱れやとぎれが見られる. 2.一つの粒子は, これよりも小さく, (厚さ40〜250〓), その内部ではケイ酸塩層の配列が比較的よく揃っている"結晶"より構成されている. "結晶"は, 1.で述べたケイ酸塩層のうち1種類のみから構成されているものもあるが, 2種以上のケイ酸塩層の不規則混合層から構成されていることもしばしばで, また, 7〜8〓ケイ酸塩層が, 粒子の表面に近い部分に, 分離して積み重なる傾向も認められる. 3.これらの"結晶"間, 並びに紡錘形粒子の末端部分には, 透過電顕像で明らかな格子像を示さない部分がある. 本中間種鉱物は, バーミキュライトのケイ酸塩層間に, 部分的に重合ヒドロキシAlイオンを含む鉱物とされてきた. 一方この"層間物質"溶解処理で, カオリン鉱物の組成を示すものが溶解することから, バーミキュライトのケイ酸塩層の一部が, カオリン鉱物ケイ酸塩層に変化しているという推論もあったが, 本研究では, この推論を立証する透過電顕像は得られなかった. しかし, 溶解処理前後の電顕像の比較から, 粒子内の格子像が明らかでない部分が溶解する可能性が示唆された. 続きを見る
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