クラウンエーテル集合体の金属塩捕捉ならびに輸送挙動の基礎的研究

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クラウンエーテル集合体の金属塩捕捉ならびに輸送挙動の基礎的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Basic study on cation complexation and transport of crown ether aggregates
責任表示:
松田 勗(九州大学・工学部・教授)
MATSUDA Tsutomu(九州大学・工学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986-1988
概要(最新報告):
1.ビスクラウンエーテルの錯生成能 ベンゾクラウンエーテル、アザクラウンエーテルを組合せたビスクラウンエーテルの錯生成挙動を比較した結果、明確な"ビスクラウン効果"を示すのはビス(ベンゾクラウンエーテル)のみであり、モノアザクラウンエーテルを含む場合は、その構造の効果が錯生成能を大きく支配し、"induced fit"ならびに"lariat"効果が重要となることが明らかになった。この結論は、チオシアナート塩錯体の^&lt;13>CーNMRやX線構造解析からも確かめることができた。 2.ベンゾクラウンエーテルを含む液晶化合物の合成と錯生成挙動 ベンゾクラウンエーテルを含む7種の新しい液晶化合物の合成に成功し、液晶形成に必要な構造因子を明らかにした。また、ピクラート塩のドーピングによって、液晶状態においてもカチオンに選択的な錯生成が起ることを確かめた。これらの化合物のうち、蛍光を示すものを用い蛍光消光を利用する新たな方法によって、液晶中におけるカチオンの錯生成定数の決定に始めて成功した。 3.クラウンエーテルを用いるカチオンの液膜輸送 7種の対アニオンとなる化合物について比較し、抽出率および輸送能に及ぼす対アニオンの重要性とそれらの構造因子を明らかにした。瞬間マルチ測光システムを利用し、今まで全く行われていない有機相中のクラウンエーテル錯体の動的挙動を調べて以下の新しい事実を見出した。クラウンエーテルでは脂溶性基の導入による輸送速度の向上は少ないが、C_<18->鎖をもつモノアザクラウンエーテルは塩酸酸性の受液相を組合せると、有機相中におけるアニオン交換(フエノラートとCl^-)および会合体の生成を起こして、輸送速度が大きく増加することが明らかになった。この新しい効果についての詳細な検討を行った結果に基づいて、従来例のない、液膜輸送に対する新しい"double cycle"機構を提出することができた。 続きを見る
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