グラヌロポエチンに対するモノクロ-ナル抗体作製とそれを用いた顆粒球造血の研究

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グラヌロポエチンに対するモノクロ-ナル抗体作製とそれを用いた顆粒球造血の研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Studies on granulopoiesis using monoclonal antibodies against granulopoietin
責任表示:
仁保 喜之(九州大学・医学部・教授)
NIHO Yoshiyuki(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986-1989
概要(最新報告):
グラヌロポエチン(別名CSF)は白血球のうち顆粒球の増殖・成熟分化を司る物質である。極微量のグラヌロポカチンが正常人、あるいは病的状態で、いかに顆粒球造血に作用しているかを明らかにするため多方面から研究を行った。まず、CSFを産生するヒト細胞株を大量に培養して得られた培養上清を単一蛋白に精製した。その過程で、グラヌロポエチンの正確な生物学的測定系を確立した。続いてヒトGーCSFとGMーCSFに対するモノクロ-ナリ抗体を産生する多数のマウス雑種細胞株の樹立に成功した。そのうちの一部の抗体はグラヌロポエチン活性を阻害できる興味あるものであった。これらのモノクロ-ナル抗体は様々な顆粒球造血に関連した研究に応用可能であるが、まずグラヌロポエチンの酵素免疫測定法に利用して成果を上げつつある。すなわち各種患者血清中のGーCSFおよびGMーCSF濃度の測定を行った。これにより多数の新知見が得られた。一例を示すと、細菌感染症、薬剤誘発無顆粒球症ではCSFが極めて高値を取るものが有ることが判明した。また、科学療法後の白血球減少期の血清中CSF値は化学療法の種類や原疾患により上昇の程度に差があることを認めた。一方、CSFは白血病細胞を試験管内で増殖させることを証明した。さらに、モノクロ-ナル抗体や遺伝子操作技法を用いてグラヌロポエチン産生細胞、産生の調節機構あるいは作用する細胞上のレセプタ-の解明にも取り組み、正常顆粒球系細胞だけでなく白血病にも存在することを証明した。研究成果は現在取りまとめている英文論文だけでも54編(投稿中を含む)あり、さらに国際学会21回発表など広く公表してきた。 続きを見る
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類似資料:

8
顆粒球造血の細胞内情報伝達機構の解明 by 岡村 孝; OKAMURA Takashi; 仁保 喜之; 下田 和哉; SHIMODA Kazuya
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