プロスタノイドの血管平滑筋への作用機序に関する分子薬理学的研究

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プロスタノイドの血管平滑筋への作用機序に関する分子薬理学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Subcellular investigations on mechanisms of prostanoids on vascular smooth muscles
責任表示:
栗山 煕(九州大学・医学部・教授)
KURIYAMA Hirosi(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986-1987
概要(最新報告):
アラキドン酸カスケ-ドの発見以来数多くの生理活性物質(オ-タコイド)の存在について報告がなされてきた。しかしその生理作用とくに平滑筋に及ぼす生理作用の研究は充分に行われていない。本研究はプロスタグランジンE,F,(PGE_2、PGF_<2α>)、トロンボキサン(TXA_2の類似構造物STA_2を用いた)、プロスタサイクリン(PGI_2)およびロイコトルエンD_4(LTD_4)の作用機序について研究した。血管系および気管平滑筋ではPGE_2、PGF_&lt;2α>は神経末端に作用してノルアドレナリン又はアセチルコリンの放出を抑制するが、消化管においてはアセチルコリン放出を促進する作用を持ち、部位特異性があることが分った。またPGE_2やPGF_<2α>の直接平滑筋にも高濃度で作用するが、それは膜電気現象を介するものと考察した。ヒト卵管においてもPGE_2およびPGF_<2α>は特異な作用を示し、PGE_2は排卵時は10^<-15>M-10^<-10>Mという低濃度で著明に電気現象と収縮を抑制し、PGF_<2α>は逆に興奮作用を示した。またPGE_2とPGF_<2α>の血中濃度は排卵時と排卵後で両者の比率が変化した。この結果は、排卵後の卵の卵管への滞留は卵管で産生されたPGE_2によって抑制され、その後に線毛運動によって子宮に輸送される機序と関連すると推測した。ウサギ冠動脈平滑筋に対してTXA_2は血管を収縮させるが、その分枝によってSTA_2に対する感受性が異なる事が明らかになった。TXA_2の収縮作用は電位依存性Caチャンネルと受容器活性化Caチャンネルの活性化によるCaの細胞内流入と共に細胞内貯蔵部からのCaの放出による事が分った。またモルモット脳底動脈においてLTD_4もTXA_2とほぼ同様の機序によって収縮促進作用があることが明らかとなった。イヌ大動脈標本においてPGI_2の産生を内皮細胞と平滑筋と比較すると共に収縮発生機序との関係から内皮で産生されるPGI_2よりも平滑筋で産生するPGI_2よが平滑筋の弛緩に直接関与することが分った。 続きを見る
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