歯牙硬組織へのレーザー応用に関する基礎的並びに臨床的研究

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歯牙硬組織へのレーザー応用に関する基礎的並びに臨床的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
森岡 俊夫(九大・歯学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986
概要(最新報告):
口腔領域の主な疾病は生体硬組織のものであり、齲蝕,象牙質知覚過敏,歯質刺激による歯髄の異常反応の処理などは主として歯質の削除などによってなされている。本研究は、これらの歯牙硬組織をレーザーの光学的特性を用いることにより歯質の削除なしに処理しようとするもので、エナメル質ヘの耐酸性付与を含め高度な先進医療技術の一つとして研究開発するための基礎的並びに臨床的研究をするものである。 年度当初の実施計画に基づき研究を進めた結果、1)健康なヒトおよび動物のエナメル質にNd-YAGレーザーを照射したところ、非照射エナメル質との間に明らかな耐酸性の差異が認められた。2)初期齲蝕で白斑が形成された部位に同レーザーを照射しその後に酸性フッ素燐酸溶液を作用させるとこの部位のエナメル質に高い耐酸性が発現した。3)象牙質知覚過敏症の患者にヘリウム・ネオンレーザーを照射すると中等度以下の症例において除痛効果を認めたが、高度の知覚過敏を有する症例には効果がみられなかった。4)ヘリウム・ネオンレーザー照射によって歯髓細胞が変性する等の変化は認められなかった。5)象牙質知覚過敏の除痛効果は象牙質のレーザー光に対する透過性に比例する。ハイドロキシアパタイト結晶はリン酸3カルシウム結晶に比してレーザー光をよく透過させた。6)脱灰した象牙質を塩化ナトリウム飽和溶液中に浸漬すると透過性は増加した。7)エキシマレーザーは繰り返し周波数500Hzで100Wという高出力を有しその上最近小型化に成功しているので生体への応用が期待しうる。 続きを見る
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類似資料:

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8.
レーザー照射によるヒトエナメル質の耐酸性発現の機作に関する実験的研究 by 森岡 俊夫; 田籠 祥子; TAGOMORI Shoko; 田篭 祥子