血管壁脂質代謝とメタボリックメモリー

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血管壁脂質代謝とメタボリックメモリー

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
今泉 勝己(九大・農学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986
概要(最新報告):
高コレステロール(Chol)血症は動脈硬化症の有力な危険因子であるので、乳幼児期におけるChol代謝系路を活性化させ、成熟期でのChol異化を促進させるように作動させることが出来れば、老壮年期における動脈硬化性疾患発生の遅延や抑制に有効な手段を提供することになる。そこで本研究では、Chol負荷に対して、遺伝的に容易に高Chol血症を呈するExHCラットを用いて、離乳期前後の乳仔に一定期間Chol食を与えることにより、肝臓でのChol異化系路を活性化させ、その後通常食を与え、一定期間後におけるChol負荷に対して乳幼児期での異化系路の活性化が覚醒されるかどうかについて、Chol代謝の諸パラメーターを指標として追究した。また、Chol負荷停止後の退縮期についても乳幼児期食の影響を検討した。 1.血清Chol濃度変化:生後17日齢乳仔を強制離乳させ、高Chol食を与える(実験区)と血清Chol濃度は対照区と比較して約15倍増加した(1087対72mg/dl)。Chol負荷を停止すると直ちに低Chol(56と62mg/dl)に戻り、57日齢目から再Chol負荷すると、88日齢目まで実験区は対照区と比較して有意にChol上昇は抑制された。この結果は、離乳期でのChol負荷の影響はメタポリツクメモリーとして成熟期において発現されることを示唆している。126日齢目で再び無Chol食に切り変え、血清Chol低下の様相を比較したが、両区間で差異は認められなかった。 2.肝臓シクロゾームのChol7α-ヒドロキシラーゼ活性と糞中ステロイド排泄量:Chol再負荷後では実験区は対照区よりも本酵素活性は高レベルで維持されていた。一方、退縮期では本酵素活性に差異は見い出せなかった。なお、糞中の中性及び酸性ステロイド排泄量には有意な差異は認められなかった。 続きを見る
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類似資料:

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