家族性アミロイドーシス病因解析への分子遺伝学的アプローチ

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家族性アミロイドーシス病因解析への分子遺伝学的アプローチ

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
榊 佳之(九大・国立大学(その他)・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986
概要(最新報告):
FAPが変異型TTRに起因することはDNA診断及びRIA診断によるFAP家系の分析により明らかとなった。しかし、その発症過程には不明な点が多い。このような問題へのアプローチの1つはモデル動物を研究することであるが、FAPには適切なモデル動物は報告されていない。そこで我々は、FAPの病因であることが明らかなヒトの変異型TTRを大量に産生するマウスを作成しFAPの発症過程解析のためのモデル系としての妥当性を検討することにした。 我々が先に分離したFAP患者由来の変異型TTR遺伝子の5'領域をマウスメタロチオネインプロモーターに置換した組換え体DNAを作成した。このDNAをPvuIで切断した後にマウス受精卵に常法に従って導入した。3〜4日培養の後にDNAを導入した受精卵を仮親にうつし、子マウスを得た。このようにして得たマウス72匹について、尾の一部を切断し、そこからDNAを抽出して、ドットブロット法でヒトTTR遺伝子の存在を調べたところ10匹にヒトTTR遺伝子を見い出した。そのDNAコピー数はdiploidゲノム当り0.6〜7.9であった。 次にこれらのマウスがヒト異型TTRを産生しているか否かを異型TTR特異的RIA法によって測定した。その結果、5匹において血清中に有意の量のヒト異型TTRを見い出し、その濃度は0.25〜1.40mg/dlであった。現在これらのマウスのF1,F2を作成し、アミロイド形成をフォローしている。 続きを見る
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