RNA・DNA雑種分子の形成と除去機構の研究

閲覧数: 2
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

RNA・DNA雑種分子の形成と除去機構の研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
堀内 嵩(九大・理学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986
概要(最新報告):
生体内での2本鎖DNA上でのRNA・DNA雑種分子の形成と除去機構それと相互作用するタンパク質の動的関係については充分判明していない。本研究は、この雑種分子を特異的に分解するRNaseHを生化学的,遺伝学的に利用し、この問題にアプローチしようとした。具体的には、大腸菌のRNaseH欠損変異(【rnh^-】)株を分離し、それを解析してきた。その結果、RNaseHを欠損した場合、野生株内で分離除去されてきたRNA・DNA分子が分離を免れそれが新しい複製開始点のプライマーRNAになる可能性がでてきた。もしこれが正しいとすると、この開始点はRNA・DNA分子の形成と除去機構の一つのモデルになりうる。そこで我々はまず、このRNaseH欠損下で自律複製能を示すDNA断片のクローニングを試み、これらが真の複製起点を有すすか否かの検討を行った。まず大腸菌染色体DNAをEcoRIで切断し、それと複製能を有しないカナマイシン抵抗性(【Km^r】)のDNA断片とを結合した後RNaseH欠損株に形質転換し、生じた【Km^r】の形質転換株より閉環状2本鎖DNAが回収されるものを選択し、それらを一応oriHプラスミドと名付けた。結局oriHプラスミドは特異的な8種に分離され、その染色体上の位置も決定した。しかしoriHプラスミドをさらに詳しく調べるうち、それが染色体上の相同部位にも同時に組み込まれていることを見出した。このことから、これは自律複製以外に染色体への組み込みと切り出しによって生じる可能性がでてきた。この組み込みを完全に抑えるため、染色体の相同部位を欠失したRNaseH欠損株を作製し、それにoriHプラスミドを形質転換したところ、形質転換株は得られなかった。このことから、oriHプラスミドは少なくともプラスミドとしては自律複製起点は持たないが、組換えの活性化部位を有するらしいことが判明した。 続きを見る
本文を見る

類似資料: