活性物質による行動制御の可塑性と新しい研究方法の開発

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活性物質による行動制御の可塑性と新しい研究方法の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
大村 裕(九大・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986
概要(最新報告):
脳内に存在する種々の生理活性物質が行動の発現および学習行動の成立過程において中枢神経細胞の可塑性にどのように貢献しているかを神経生理学的、薬理学的研究、脳組織の移植および突然変異を利用した遺伝子レベルで検討した。また無麻酔オペラント行動下の動物の神経活動や、情動行動に関連した脳内生理活性物質の時間的変動を測定する新しい方法を考案・開発した。大村はin-vivo voltammetry法を用いてラットの拘束ストレス後に起こる摂食抑制の一部が、負荷中の摂食中枢(視床下部外側野)におけるセロトニン放出の増加によることをを明らかにした。加藤はmicro brain dialysis法を用いて慢性ラットの脳内ドーパミンの代謝回転を定量的に測定した。小野は無麻酔ラットの音弁別学習行動中の視床下部ニューロン活動を記録し、摂食中枢に報酬や罰の識別に関与する可塑性学習ニューロンが存在することを示した。川村は脳室内にAF64Aを注入しコリンアセチルトランスフェラーゼ活性の失われた海馬に、中隔野のコリン作動性ニューロンを注入してその回復を観察した。最上は6-OHDA投与によるパーキンソン病マウスに同系マウス胎児の黒質細胞を移植すると機能が回復することを確認し、川村と共に脳組織移植による神経細胞の可塑性の発現に関する有力な実験的証拠と移植手技の確立に大きく貢献した。金子は魚類網膜から単離、培養した双極細胞において、アマクリン細胞からのGABA作動性フィードバック回路の存在を示した。堀田はショウジョウバエの神経系突然変異を利用して、ニューロンの分化とシナプス特異性の決定に関与する遺伝子の同定およびそのクローニングを行った。鈴木は随意運動制御の階層学習神経回路モデルを作成し、四肢を適応的に制御する神経回路の自己組織を取り上げ、その数学モデルの構成的研究方法によりシナプス可塑性の役割を理論的に解析した。 続きを見る
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