遺伝情報の維持と突然変異制御の機構

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遺伝情報の維持と突然変異制御の機構

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Maintenance of Genetic Information and Mutagenesis Mechanisms
責任表示:
関口 睦夫(九州大学・医学部・教授)
SEKIGUCHI Mutsuo(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986-1990
概要(最新報告):
生物の遺伝情報はDNA分子の中に塩基配列の形で保持されており、細胞世代、個体世代を通じてそれを安定に維持することは生物にとって最も重要な機能の一つである。それを担うものは多様な損傷に対するDNA修復機構と高精度のDNA複製機構であるが、我々はその分子的機構を主として大腸菌を用いて明らかにし、その上にたってヒトを含む哺乳動物の細胞内で働いている機構についても部分的に明らかにした。 1.アルキル化剤に対する大腸菌の適応応答の分子的機構:適応応答において中心的役割を果たしているAdaタンパクの遺伝子に改変を加え、アミノ酸置換したAdaタンパク、ドメイン構造の一部のみをもつタンパクを作製して解析した。その結果39KDaAdaタンパクのN末端側の20KDaドメインにプロモ-タ-への結合活性があり、特にN末端から69番目のシステイン残基のメチル化によりDNA結合活性と転写促進活性がともに上昇することがわかった。 2.自然突然変異の制御におけるDNA複製酵素の役割:大腸菌の複製酵素であるDNAポリメラ-ゼIIIの触媒サブユニット(epsilon)にアミノ酸置換をいれることによって高い自然突然変異率を示すようになることを明らかにし、変異型ポリメラ-ゼの酵素的性質を明らかにした。またAT→CG トランスバ-ジョンの生起を抑えているMut Tタンパクの機能を、そのタンパクがもつdGTPase活性との関連において明らかにした。 3.DNAや突然変異の制御に関わる哺乳動物の遺伝子:アルキル化剤によるDNAの傷を修復するメチルトランスフェラ-ゼのcDNAを各種哺乳動物の細胞からクロ-ニングし、ヒトとマウスについてはその遺伝子の構造をほぼ明らかにした。ヒトのある種の癌細胞ではその遺伝子の発現が抑えられていることを明らかにした。 続きを見る
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