環境トリチウムの変動測定とその解析

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環境トリチウムの変動測定とその解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
高島 良正(九大・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986
概要(最新報告):
これまで天然水中のトリチウムの測定はかなりやられているが、研究室によってそれぞれ測定法が異なるので全国的データの解析の際困ることがある。 そこで本年度は14の研究室に2種のトリチウム標準試料を配布し、分析法の精度の相互検定を行った。また、降水中のトリチウム濃度と気象条件との関連についても日本の2〜3か所で局地的な資料は得られているが全国的規模で行われたことはない。そこで昭和61年6月から、北海道から九州にわたる全国12か所で毎月1回雨水を採取し、すべての試料を一つの研究室で分析する仕事を開始した。すでに一部のデータは得られたが、総合的解析は1年間のデータが得られてから行う予定である。 本研究グループの大部分の人はまだ雨水,河川水,地下水等、天然水のトリチウム分析に従事しているが、単にデータを得るだけでなく、季節変動や水理学的見地からの解析的研究へと発展している。 一方一部の者は生物試料や大気中の水素やメタン試料についてトリチウムの濃度変動について研究を始め、また一部の者は環境中でのトリチウムの移動や酸化速度についての研究にも着手した。この中で生物試料については、原子力施設と無関係の全国21か所から採取した松葉の組織自由水トリチウム(TFWT)と組織結合トリチウム(TBT)を分けて測定した。その結果TBTは常にTFWTよりも高い値を示しその比は約1.5になっていることが明らかになった。同様に原子力施設周辺の松葉についての測定を行ったところ、それらの比は1.5より著しく異なった値も得られ、松葉はトリチウム放出モニタリングの指標値物として有用であることがわかった。更に人の体内汚染のモニタリングに利用される尿中のトリチウム分析法についての研究も行った。 続きを見る
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