希土類金属錯体の特性を利用した新規有機合成反応の開発

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希土類金属錯体の特性を利用した新規有機合成反応の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Development of Novel Synthetic Organic Reactions by Means of Rare Earth Metal Complexes
責任表示:
藤原 祐三(九州大学・工学部・助教授)
Fujiwara Yuzo(九州大学・工学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986-1987
概要(最新報告):
本研究により希土類金属及びその錯体が種々の有機合成反応の新しい触媒や反応剤として特異な反応性を有していることを初めて明らかにすることができ, 希土類金属反応剤の開発に成功した. 主な成果は次の通りである. 1.三塩化ランタノイド(LnCl_3)触媒による新しいFriedel-Crafts反応の開発LnCl_3のうちPmを除く全てのランタノイド(La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu)塩化物は400゜Cで30分間N_2気流中で乾燥して活性化するとベンゼン、フラン等のアルキル及びアシルハロゲン化物によるアルキル化及びアシル化反応のよい触媒となり、しかもこれらの触媒は反応後回収され再使用が可能なことを見い出した。希土類の中でも特にYb、Tm等の重希土が触媒活性が高くAlCl_3/CH_<3_NO3>系の反応性と同定度であり今後の利用がまたれる。 2.PhYbI錯体あるいはYb金属によるC-C不飽和結合の還元反応の開発 PhYbI/MeOH又はYb/MeOH反応剤により芳香族置換オレフィン, アセチレン等が室温で容易に還元され相当するアルカンを与え, 又MeODを用いると重水素化物を選択的に得ることができる. 反応操作も簡単でかつ高収率が得られる. 3.Yb金属による芳香属ケトンとアセトン等のアルキルケントとのクロスカップリングによる非対称ピナコールの合成反応の開発 ベンゾフェノン等の芳香族ケントにYbを反応させD_2Oで処理すると重水素化されたアルコール(Ph_2C-D・9H)が定量的に生成することを明らかにしので次にこの中間体にアセトン等のケトンを反応させた結果, クロスカップリングが起こり非対称ピナコールが高収率で生成することを発見した. 本反応はケトンの反応極性を逆転させて求核的に働かせることに成功した最初の例で, ケトンのみならづ, ニトリル, CO_2, エポキシド等の種々の求電子剤と容易にカップリングを起こすことも見い出しているので今後, Yb金属によるこの分野の合成反応の益々の発展が期待される. 続きを見る
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