癌の温熱療法における細胞の温熱耐性誘導機構及びその阻害に関する研究

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癌の温熱療法における細胞の温熱耐性誘導機構及びその阻害に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Mechanisms of the Induction of Thermotolerance and Reduction of Thermotoleranceby Drugs
責任表示:
安徳 重敏(九州大学・医学部・教授)
ANTOKU Shigetoshi(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986-1987
概要(最新報告):
1.加温されたHeLaS3細胞を微速度顕微鏡写真撮影し, 個々の細胞の運命を追跡した. 温熱による細胞死はX線に比べて分裂死が少なく, 間期死が多く, また同一の生存率で比較すると世代時間の延長が著しかった. 分割加温による熱耐性は加温後4時間で最大に達した. その後の消失はゆるやかであった. 1回加温による細胞死は加温後8時間と32時間の2つのピークを示すが, 耐性細胞では30時間に小さなピークを持つ巾広い分布を示した. 分裂を再開する時期は, 非耐性細胞では50時間後に最大となるのに対し, 耐性細胞では24時間後であり, 早期に細胞分裂が開始された. しかし同一の生存率を示す条件では両者に差はなく, 耐性細胞に特有の挙動はみられなかった. X線照射後にカフェインを投与すると分裂遅延が短縮される反面生存率に著しい低下がみられるが, 加温された細胞では分裂遅延の短縮はみられるが, 生存率に変化はなく, 放射線と温熱による細胞死に質的な違いがあることが示唆された. 2.マウス白血病細胞の温熱耐性を低下させる薬剤としてリドカイン, プロカインなどの膜作用関連物質, コルセミド, コルヒチンの分裂阻害剤ならびに制癌剤であるネオカルチノスタチンが見出された. 膜の脂質酸化防止剤であるビタミンE, 放射線による間期死を防護するニコチン酸アミド, 蛋白合成阻害剤であるシクロヘキサマイドなどは耐性の低下に効果はなかった. また加温直後に投与して耐性を低下させる薬剤は, 加温1日後に投与しても同様の効果がみられた. しかしマウス白血病細胞に対して効果のあった薬剤をチャイニーズハムスターV79細胞に投与しても耐性低下に殆んど無効であり, 細胞の種類によって大きな違いがみられた. 続きを見る
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