気管支喘息の夜間発作の心理・生理学的研究

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気管支喘息の夜間発作の心理・生理学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
吾郷 晋浩(九州大学・医学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1986-1987
概要(最新報告):
昭和61年度に引き続き, 気管支喘息の治療のために入院してきた患者の協力を得て, 就寝前に装着させた長時間動態生体現象記録用データレコーダにより, 睡眠中の脳和, 筋電図, 呼吸音, 心電図などを経時的に記録し, それらを臨床経過と関連づけて解析して, 現在までのところ次のような結果が得られている. 1.夜間発作出現時に夢を見, それを覚醒後も記憶している症例が約4割にみられた. その夢の内容としては不愉快なもの,誰かに追われているものなどが多かった. 2.そのような症例では 逆護睡眠期(REM期)に喘息発作が起こっているものが少なくない. 3.そのような症例では, REN期前後での脈拍数, 体表面微細振動(MV)などの変化が大きく, 自律神経系の乱れの大きいことを示唆する所見がみられる. 4.そのような症例でも, 心身医学的な治療によって日常生活における心理的な問題が解決され, 日常行動に変化がみられたものでは REM期にも喘息発作の出現をみなくなり, 不愉快な夢を記憶していることもなくなっている. これらの結果は, 夜間に起こる喘息発作には, 日常生活における未解決の心理的な問題が夢の内容, REM期の身体的条件に影響を及ぼし, それによる身体的変化が加わって起こっているものがあることを示唆するものである. したがって, 今後は日常生活のあり方, 自律神経系内分泌系の日内リズム就寝時の心身の状態,睡眠中の姿勢による肺機能の変化などとREM期の身体的変化の関係をより明確にし, 夜間に起こる喘息発作の発生機序を解明しさらに心身医学的な治療によって夜間に喘息発作が起こらなくなる機序を解明していくことが研究課題となる. この課題と達成には, 現在用いている記録装置では不十分で, 大巾な改良が必要である. 続きを見る
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