カルシウムイオンによる高次細胞機能の調節機構

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カルシウムイオンによる高次細胞機能の調節機構

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
栗山 煕(九州大学・医学部・教授)
日高 弘義(三重大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1985
概要(最新報告):
生活活性物質による細胞機能応答には、Caに依存し、またCa動態に重要な作用を及ぼすものがある。現在まだCaの役割について不明な点が多く、細胞下並びに分子レベルにおいて、Caによる高次細胞機能の調節機構について今後3年間にわたり研究を開始し、班員10名と公募班員8名の協力により初年度については次のような結果を得た。即ち栗山班員は血管平滑筋におけるCaとcyclic nucleotidesの関係について研究し、収縮蛋白特にミオシン軽鎖の燐酸化、CaポンプとCa流入についてのcAMPとcGMPの作用の差を明らかにした。平班員は心筋機能特に電気現象と収縮との関係をphosphodiesteraseの作用からとらえ、パッチクランプ法により心筋単一細胞の電気現象を目安として、Ca拮抗薬の二重作用について明らかにした。小沢班員は心筋Caの調節機構を脂質代謝の面からとらえ、脂質代謝におけるCaの役割を明らかにし、清水班員はlipoxygenase系を介したarachidonic acidの代謝特にLeucotrieneの合成とCaの役割について研究した。小林班員は細胞骨格調節蛋白であるCaldesmoneその他の蛋白のCaによる制御機構について研究し、蛋白の燐酸化とCaの役割について研究した。同様に山崎班員は血小板膜糖蛋白の機能の発見におけるCaの役割について述べ、Caの細胞内濃度の測定法に特に慎重な配慮をした研究成果を得た。川崎班員はCa依存性動物lectineに関する研究成果を、小島班員はCaと細胞分化の調節機構について、吉田班員は受容体活性化反応(ムスカリン、アドレナリン等の)とCa動態とその調節機構について述べ、日高班員はCkinaseの作用を中心として収縮蛋白における燐酸化について詳細な結果を報告した。 本年度は研究開始の1年目にあたり、各班員間の研究の初期段階のまとめであり、今後はさらに発展した研究成果が得られるものと確信している。 続きを見る
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