適応戦略および社会構造の数理的研究

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適応戦略および社会構造の数理的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
松田 博嗣(九州大学・理・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1985
概要(最新報告):
進化生態学、社会生物学は包括適応度と進化的安定戦略(ESS)の概念を土台として展開されてきた。 しかし、これらの概念をもとに生物種に固定した形質、行動様式を定量的に求める從来の理論では、靜的な評価関数を最大にすることに通常終始して、動的な過程は捨象されることが多かった。 このため種個体の適応戦略論は所与の社会構造の下で論ぜられ、個体の形質が社会構造に動的に与える影響が適応戦略に及ぼす効果は余り追求されていなかった。 本班ではこのような動的過程を重視する研究を進めると共に、ESSを求める從来の手法をより広汎な興味ある問題に応用する研究を並行して行なった。研究会としては、「捕食と寄生、攻撃と扶助の理論」(札幌、9月)、「環境の非一様性と生物の多様性」(九重、11月)、「総括と今後の方針(京都、2月)を開いた。 各分担者の具体的研究成果は本特定研究総括班報告書に取りまとめられるが、それらの概要は下記の通りである。 1.社会構造の諸問題 (1)なわばりの形成過程と形成パターンの関係 (2) 攻撃・扶助本能、利他的行動進化の条件と社会構造の関係 (3) 多種競争系の空間構造の時間発展と遷移のモデル(4)捕食者一被捕食者系における空間構造の時間発展(5)企業集団の技術レベルの時間発展のレプリコンモデルによる解析。 2.適応戦略の諸問題(1)繁殖戦略と摂動戦略のESS的研究と実験捕食系による研究(2)遺伝システムの適応戦略として最適突然変異率、組み換え率、性の数などの理論的研究 (3)生存力ポリジーンの受ける多様化選択の実態のキイロショウジョウバエ集団の集団遺伝学的解析による研究(4)ショウジョウバエの移動力の移動瓶による研究 などである。 続きを見る
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