水秩序の形成と水環境保全・管理に関する研究-有明海沿岸クリーク地域の事例

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水秩序の形成と水環境保全・管理に関する研究-有明海沿岸クリーク地域の事例

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
加藤 仁美(九州大学・工・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1985
概要(最新報告):
研究成果は以下の4点に要約される。 1.従来のクリークの諸機能、システム、空間構造等を解明し、環境保全的役割を究明した。その結果、クリークは農業の爲の用排水機能のみならず貯溜機能が重要であり、洪水調整・遊水池・保水・地下水涵養等防災上環境保全上の機能や、生態系保持の上でも空間秩序の形成上でも多機能が見出される。その上クリークの多様な変化に富んだ形態は歴史的形成過程の反映であると同時にこれらの多様な機能を支えるものであり、形態に意味があるのである。 2.樋門・樋管・堰たい・クリーク・干拓堤防・河川・海等からなる水秩序のシステムと原理を自然と技術の対応として解明した。即ち、伝統的な水秩序システムは、第一に点・線・面という三つの次元で構成されること、第二に用水系統と排水系統に縦と横の方向性があり、用水は必要水量に絞られ、排水は閉じた領域ごとに小刻みに河川へ横方向に引き出される。又様々な仕掛けがこれらの水制御装置に見出せる。 3.水制御のための構造物の運用や、社会的ルール・水利慣行等を把握し、集落構造や地域住民生活の社会学的考察により、水環境保全の主体の形成の方向を模索した。水利慣行は水系の自立性を基本として、取水慣行と配水慣行があり、水管理は用水組合、水番、集落、組、行政体等によって各々の方法と守備範囲の中で行なわれている。が、次第に地域住民の手から離れていく傾向にあり、水に関する体験・知見情報等の伝達継承の方途と管理の容易な構造物と空間の創出が必要とされている。 4.筑後川下流域土地改良事業の追跡調査により、新たな水システムにおける防災上・環境保全上の問題を予知分析し、以上の研究成果に照らしてその解決の方途を考察した。 続きを見る
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