プロトオンコジンと細胞増殖調節遺伝子との相関

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プロトオンコジンと細胞増殖調節遺伝子との相関

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
西本 毅治(九州大学・理・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1985
概要(最新報告):
現在までに分離された癌遺伝子の性質から細胞増殖の調節に働いている遺伝子が突然変異を起こして増殖促進にのみ働くようになると細胞は癌化することが充分に考えられる。つまり細胞増殖の調節に働いている遺伝子は全てオンコジンとしての潜在能力を持っている。我々はこの観点から細胞増殖の調節にとって重要なG1期の機能とDNA合成と細胞分裂の接点で増殖調節に働いているG2期の機能に関与している遺伝子のクローニングを行った。【◯!1】、G1期遺伝子のクローニング:G1期進行が温度感受性となっているハムスター由来、BHK21株の温度感受性変異株tsBN462をDNA形質転換の受容細胞としてts変異を相補する活性を持つヒト遺伝子を分離した。方法はヒトDNAを取り込んで【ts^+】となった株よりコスミッドベクターを用いてヒトDNAを含むコスミッドDNAを分離した。全部で7個の重なり合うヒトDNAを持つコスミッドDNAが分離され、ヒトDNAの全長は約70kbあり生物活性は中心の55kbの領域にあることが推測された。分離されたヒトDNAはX染色体に由来するものでこれは遺伝学的なデーターと一致する。【◯!2】、G2期遺伝子のクローニング:染色体凝縮により全ての遺伝子機能が失われるのでその開始調節は生物にとって重大な意味がある。高温で未成熟染色体凝縮が起こる温度感受性変異株tsBN2(BHK21株由来)を用いて、この変異を相補するヒトDNAをクローニングした。方法はG1期遺伝子のクローニングと同様に、コスミッドベクターを用いて行った。相補活性を持つヒト遺伝子にはHind【III】切断部位がないことがわかったのでこれを指標にクローニングを用い、高頻度でtsBN2変異を相補する約30kbのヒト遺伝子を分離した。現在これらのクローニングされた遺伝子のcDNAを分離しており、またこれらの遺伝子がプロトオンコジンとしての活性を持つか否かを調べている。 続きを見る
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