がんにおける遺伝子発現の特異性

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がんにおける遺伝子発現の特異性

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
遠藤 英也(九州大学・生体防医研・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1985
概要(最新報告):
研究目的 細胞の癌化に伴って一斉に起こる多種多様な表現形質の変化を、遺伝子発現の異常という観点でとらえ、癌細胞で特異的に発現される、あるいは、発現が変動する遺伝子を単離し、その構造を解析する。 研究実績 【◯!1】癌細胞にのみ特異的に発現されている遺伝子群をラット腹水肝癌AH60C細胞mRNAより調整したcDNAライブラリーの中より、differential colony hybridieationの方法で分離した。pAH34と名付けたクローンは、3.7KDの蛋白質をコードしうる1.5KbmRNAに相当する事を示し、そのcDNAインサート部分、426bpの塩基配列を決定した。当初NDHのdatabaseに登録されている遺伝子の塩基配列 比較したところ、相同性のある遺伝子は見出せなかったが、その後、Glyceraldehyde 3 phosphate脱水素酵素のcDNAと同じである事が伴明した。これは、癌細胞では解糖系の活性が上昇するという従来の知見と一致し、我々のdifferential colony hybridizationによるapproachの有用性を確認したものと考えられる(遠藤)。【◯!2】ラットの癌特異的に転写を受ける反復配列由来のcDNAクローン、pAH53の塩基配列(RT-1)は約550bpの長さを持ち過去報告のある単一遺伝子、反復配列遺伝子のいずれとも相同性は見られなかった。その転写は、strand specificであり、細胞質polysomal poly【A^+】RNAとして存在する事が判明した(山本)。【◯3】ヒトレトロウイルス感染細胞での糖透過性の変化を検討した(畑中)。【◯!4】活性化H-ras 遺伝子でトランスホームした細胞でのDNA結合蛋白質の動態を検討した(榊)。【◯!5】不死性を獲得した細胞での遺伝子発現の変化を検討した(高野)。【◯!6】癌化によって遺伝子発現の変換がみられるアルドラーゼ遺伝子を用いて、in vitro転写系をHeLa細胞のCell free extractを用いて確立した(向井)【◯!7】SV40ウィルス感染細胞より、SV40ウィルス遺伝子のtスプライスィングに必要な部位に特異的に結合する因子を精製、その性質を検討した(木島) 続きを見る
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