血液凝固・線溶因子の分子異常に関する研究

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血液凝固・線溶因子の分子異常に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Studies on Molecular Abnormality of Blood Coagulation and Fibrinolytic Factors
責任表示:
岩永 貞昭(九大・理学部・教授)
Iwanaga Sadaaki(九大・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1985-1986
概要(最新報告):
(1)先天性異常フィブリノーゲン川口および大阪の構造解析:本研究では、FPAの放出障害を伴う先天性フィブリノーゲン異常症、フィブリノーゲン川口およびフィブリノーゲン大阪の構造解析を全く新しい方法で行った。両家系の発端者ともヘテロ接合体であったので、レプチラーゼ消化を行い上清に異常分子のみを回収した。これをピリジルエチル化(Pe化)後、Pe-Aα鎖をTMS-250カラムで分離し、リジルエンドペプチターゼ消化、次いでペプチドマップを行いつつ異常ペプチドを検索した。その結果、FPAを含むペプチドK-1(29残基)が両異常分子とも約1分おくれて溶出していた(ペプチドK-1'と命名)。K-1'についてアミノ酸分析,配列分析を行ったところ、両分子共にAα鎖Arg-16がCysに置換していた。従って、両異常分子(川口と大阪)は、α-スロンビン切断部位のP1サイトのArgがCysに置換しているため、FPAの遊離がおこらないと結論した。また;異常分子(川口)のCys-16は遊離の状態で存在するのではなく、Aα鎖間でジスルフィド結合していることが明らかとなった。 (2)異常プロスロンビン徳島の構造と機能相関:プロスロンビンは分子量 72,000(579残基)の一本鎖糖蛋白質であり、血液凝固Xa因子により活性化され、α-スロンビンを生じるセリンプロテアーゼ前駆体である。α-スロンビンはフィブリノーゲンを限定分解し、フィブリンゲルを形成するのみならず、血小板凝集をひきおこしたり、血管内皮細胞に結合するなど、多彩な作用を有している。本研究では、抜歯後の止血が困難であった発端者より得られた異常プロスロンビン徳島の構造解析を行った結果、プロスロンビン番号でArg-418(チモトリプシン番号で101番)がTrpに置換していることを見い出し、かつArg-418が特定の基質認識部位として機能することを明らかにした。 続きを見る
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