細胞工学的手法によるリンパ球での遺伝子発現機構の解析

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細胞工学的手法によるリンパ球での遺伝子発現機構の解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Analysis of mechanism for gene expression control in the lymphocytes by applying cell-engineering methods
責任表示:
渡辺 武(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
Watanabe Takeshi(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1985-1986
概要(最新報告):
免疫グロブリン遺伝子はBリンパ球の分化過程において遺伝子の再配列を生じ、かつ組織特異的な発現がおこる。これまでの研究から組織特異的発現を制御する遺伝子側の領域としてJ-C間イントロンのエンハンサー領域及びV領域の5´上流のプロモーター領域、μ鎖遺伝子のコーディング領域内のDNA領域が報告されている。一方、これらのDNA領域に作用して、遺伝子の組織特異的発現に重要な関わりを有する核内因子については、まだその性状が明らかにされていない。そこで我々は、ヒトH鎖(γ_1鎖)遺伝子の発現に関与する細胞内因子の同定、精製を本研究にて行った。 クローン化したヒトH鎖遺伝子(ゲノム遺伝子)を線維芽細胞ゲノム遺伝子に導入した安定形質転換細胞では、H鎖遺伝子は全く転写されない。このような細胞に、赤血球ゴースト法を用いて、骨髄腫細胞あるいはB細胞株の核より抽出した核蛋白をマイクロインジェクションすると、H鎖遺伝子の転写が誘導される。しかし、T細胞や種々の非リンパ球系細胞の核蛋白を抽入しても、ヒトH鎖遺伝子の転写は誘導されない。マウス骨髄腫細胞核より核画分を得、2MNaClで核蛋白を抽出する。これらの核蛋白をゲルロ過カラム(TSK・3000)、ホスホセルロースカラム、ヘパリンアガロースカラム、等を用いて精製したところ、ヒトH鎖エンハンサー領域に作用して、ヒトH鎖遺伝子の発現を誘導することの出来る蛋白を得ることが出来た。エンハンサー領域DNAを用いたアフィニティーカラムにより、さらに精製を行ったところ、分子量96KDaの単一の蛋白を95%以上のpurityでもって精製する事が出来た。この蛋白は、ヒトエンハンサー領域に作用して、ヒトH鎖遺伝子の転写を誘導する能力を有していた。今後は、この蛋白のアミノ酸配列の決定と、これをコードする遺伝子のクローニングを行う予定である。 続きを見る
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