ショウジョウバエの適応に関する分子集団遺伝学的研究

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ショウジョウバエの適応に関する分子集団遺伝学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Molecular population-genetic studies on the adaptation of Drosophila.
責任表示:
向井 輝美(九大・理学部・教授)
MUKAI Terumi(九大・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1985-1986
概要(最新報告):
本研究では以下5つの項目にわたって実験を行った。 (1).キイロショウジョウバエ集団における制限酵素によるDNA多型の南北集団間の比較、本実験は第2染色体の生存力について南高北低のクラインがあることに対応するDNAの基礎を得ることを試みるために行った。アルコール脱水素酵素遺伝子を含む約11Kbの領域にわたり多数の系統にわたり、制限酵素地図を作製したが、南北間にnucleon diversityについて有意差は発見できなかった。このことは、DNAレベルの変異のほとんどが選択的にほぼ中立であることを意味する。 (2).多型的逆位が集団に侵入して以来の世代数があまり経過していないことを利用して、逆位上に起こった生存に有利な突然変異の探索を行った。現在までのところ、ADH遺伝子座の下流の約3KbのDNA断片の挿入がこの条件を満たしている。 (3).X染色体上に存在する遺伝子の産生する酵素〔グルコース6リン酸脱水素酵素(G6PD)および6ホスホグルコン酸脱水素酵素(6PGD)〕の比活性が第2染色体に蓄積された新生突然変異及び、自然集団に存在する変異遺伝子によって変更されるかどうかをテストしたが、同一遺伝子型の産生する酵素の比活性の分散が現われた。 (4).αアミラーゼの誘発能の大小が個体の適応度と正の相関を示すことをすでに報告しているが、これをDNAレベルで調べるために、AMY遺伝子座の上流についてSouthern blot hybridizationテストなどを行っている。 (5).トランスポゾンの1つであるP因子が米国のノースカロライナ州ローレー集団に侵入した時期を1984年に採集したデータを用いて逆算し、さらにその後の頻度の推移を解析した。P因子は集団に侵入と同時にその頻度を増すが、次第に突然変異によりQタイプとなり、トランスポーゼースの産生ができなくなる。さらにM'タイプへと変異し、トランスポーゼース,レプレッサー共に産生不能となる。 続きを見る
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