ミズナラの生態遺伝学的研究

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ミズナラの生態遺伝学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Ecological genetic studies of Quercus ( in Hokkaido )
責任表示:
宮崎 安貞(九州大学・農学部・教授)
MIYAZAKI Yasusada(九州大学・農学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1985-1987
概要(最新報告):
1.道産ナラ類の産地試験 北海道産ナラ類の遺伝子保存及び母樹家系の遺伝的特性を解明するために産地試験が実施された. 昭和60年度に日高山脈の両側一帯に分布する8天然林集団から111母樹, 昭和61年度には道南地域の7集団, 80母樹, 昭和62年度には道央地域の8集団, 150母樹からの合計3地域23天然林集団341母樹家系が試験に供された. これらの堅果は道内の3カ所すなわち九大北海道演習林, 北大雨竜演習林, 東大北海道演習林で乱塊法により播種された. 今後の計画は, 母樹家系ごとの発芽率, 生存率, 生長力, 各種抵抗性などの特性調査が予定されているが, 中国産モンゴリナラとの支雑も予定している. 2.母樹の諸形質の遺伝的信頼性 葉, 堅果, 殻斗に関する13形質が調べられた. このうち高い遺伝的信頼性を示す形質は葉柄比, 鋸歯数, 堅果比, 殻斗比などで, 平均反復率はそれぞれ0.43, 0.42, 0.45, 0.40であった. 3.母樹の変異性 (1)葉柄比は林分平均が2.49〜3.45の値をとる. (2)鋸歯数は林分平均9.70〜29.14で変異の幅が大きい. (3)堅果比は林分平均1.09〜1.53である. (4)殻斗比は林分平均1.43〜1.87の変異幅がある. 以上から母樹には相当な遺伝的変異が含まれていることが明らかとなった. ナラ類の多様性が示唆されている. 4.ナラ類の遺伝子浸透:3千林分には遺伝子浸透が極めて広くみられ, その程度と進み方によって8つのタイプがあることが明らかとなった. 5.ナラ類の病害:根の病害, 樹幹の腐朽病, 心材の褐色腐朽, 葉の病害などが認められた. 特に「うどん粉病」は発生頻度が多いので抵抗性の選抜に適している. 既往試験地の調査により母樹家系間に罹病性に関して明らかな差異があることが分った. 続きを見る
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