DNA・RNA雑種分子の形成と除去機構の研究

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DNA・RNA雑種分子の形成と除去機構の研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
堀内 嵩(九州大学・理・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1985
概要(最新報告):
DNA・RNA雑種分子の形成と除去の機構をin vivo,in vitroで調べるためには、新しい「系」が必要と考えられる。我々が従来明らかにしてきた大腸菌のリボヌクレアーゼH欠損変異株内で起こる新しい複製開始系と開始点は、この「系」となりうる可能性がある。つまりRNaseH欠損変異株では、従来その染色体複製開始に必須とされてきた開始点(oriC)やdnaAタンパクがなくても生育することから、野生株中で分解除去されてきたDNA・RNA分子が分解を免れ、それが新しい複製開始点(oriHと呼ぶ)のプライマーRNAになる可能性がでてきた。もし、このモデルが正しければ、oriHはDNA・RNA分子の形成と除去機構解明の一モデルになりうる。そこで我々はこのoriHのクローニングを試みた。そのため用いた方法は、oriCのクローニングと同様で、RNase H欠損変異株のみで自律増殖能を有するDNA断片として、oriHをクローニングする方法である。その結果、コピー数が細胞あたり1またはそれ以下の不安定な状態で存在する閉環状2重鎖DNAとして回収されるプラスミドを多数得た。そのDNA断片の長さ、制限地図等からそれらを8種のグループに区別し、その座位を調べたところ、8種中7種が環状染色体上で複製開始点(oriC)のちょうど真向い、複製終結点(terC)領域に集まって存在することが判明した。一方、他の研究者によって明らかにされた【rnh^-】兎oriC株(oriCを欠失した【rnh^-】株)のin vivoでの開始点と、我々のクローン化したDNA断片の位置はおよそ一致したことから、クローン化したDNA上に真の開始点がある可能性が高い。今後、この新しい開始点の構造解析、又その生理機能について解析を進めてゆきたい。 続きを見る
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