^<19>F標識化合物の生体内におけるNMR描出と医学利用への研究

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^<19>F標識化合物の生体内におけるNMR描出と医学利用への研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
<^(19)F> NMR Study of Fluorinated Compounds in vivo with a view to Medical Application.
責任表示:
小嶋 正治(九大・薬学部・教授)
KOJIMA Masaharu(九大・薬学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1984-1986
概要(最新報告):
本研究は、医学利用を目的とした【^(19)F】NMR法によるフッ素標識化合物あるいはフッ素含有医薬品の生体内分布描出の試みである。特に、NMRの化学シフトによる分子種識別に重点を置き、in vivo生化学情報の医薬学への活用を目標とし、方法の可能性探索を行った。 昭和59年度には、フッ素含有麻酔剤であるハロタンおよびメトキシフルランを脳モデルとしてのリポソームへ吸着させた系を用い、【^(19)F】NMRスペクトルの測定条件検討を行い、化学シフト画像の作成に成功した。一方、糖代謝のプローブとして有望な2-デオキシー2ーフルオローDーグルコース(FDG),2ーデオキシー2ーフルオローDーマンノース(FDM),及び2ーデオキシー2ーフルオローDーガラクトース(FDGal)の合成法を確立した。 昭和60年度にはFDGの生体内動態をマウス臓器を用いて追跡した。最初に、FDGの高収率合成法を開発した。次に臓器中のフッ素化ヘキソースの【^(19)F】NMR測定最適条件を求め、【^(18)F】法と対応する定量性を得た。この成果に基づき代謝産生物の新知見を得た。即ち、糖代謝活性部位におけるFDGの集積はFDGー6ーリン酸における代謝トラップであるという解釈を修正した。また、この代謝産生物生成機構推定に向けモデル実験を行った。 昭和61年度には、FDGの推定代謝産生物であるFDM投与マウスでFDGの生成を確認し、マウス体内における早いFDG-FDM相互変換を証明した。さらに、FDG或いはFDGalによる【^(19)F】NMR画像作成を試みた。摘出臓器、次いでマウス全体中の臓器で実験を行い、実現の見通しを得た。 本研究では、【^(19)F】NMR法によりフッ素化ヘキソースの代謝機構に重大な新知見を与えると共に、本法が非侵襲生化学研究に強力な手段となることを示した。今後、測定感度向上はなお必須であるが、in vivo化学シフト画像による飛躍的発展が期待される。 続きを見る
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