蛋白分解酵素欠損動物作成技術の開発とその病態に関する生化学的研究

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蛋白分解酵素欠損動物作成技術の開発とその病態に関する生化学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Studies on the experimental lysosomal proteinase defective animals
責任表示:
加藤 敬太郎(九州大学・薬・教授)
KATO Keitaro(九州大学・薬・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1983-1985
概要(最新報告):
ラット肝リソゾームには、主要なエンドプロテアーゼとしてカテプシンDとチオールプロテアーゼ群(カテプシンB、H、L)が存在する。これらプロテアーゼの欠損症および細胞内蛋白分解に果たす役割を明らかにする目的で、カテプシンDおよびチオールプロテアーゼの阻害剤であるペプチスタチン(Ps)およびEp459をアシアロフェツイン(AF)に結合させ(Ps-AFおよびEp459-AF)、ラット肝細胞に存在するがラクトース認識リセプターを介して、リソゾーム中に特異的に取り込ませ、カテプシンの欠損状態を作成する試みを行ない、次のような結果を得た。 1.Ps-AFあるいはEp459-AFをラットに投与後、肝細胞を単離して細胞内蛋白分解阻害率を調べると、Ps-AFでは20%、Ep459-AFでは55%であった。両者を併用投与すると、阻害率は相加的に増大し66%となった。次にカテプシン欠損状態の肝細胞の形態変化を電顕で調べると、Ep-459を投与した場合には、顕著なオートリソゾームの出現が認められたが、Psを投与した場合には、オートリソゾームの出現はみられなかった。これらの結果は、オートファジーを介した細胞内蛋白分解過程には、チオールプロテアーゼが重要な役割を果たしていることを示している。 2.Ps-AFおよびEp459-AFを併用投与すると、蛋白分解阻害率は66%に増大したが、この際、肝障害が惹起されることが判明した。肝障害は血中GPT活性上昇を指標にして調べると、併用投与6時間後から明らかであり、24時間で最大に達した後、次第に回復した。併用投与ラットの肝細胞を電顕で観察すると、細胞内に多数のオートリソゾームの蓄積がみられたが、同時に局部的細胞壊死像が観察され、形態学的にも著しい肝障害が認められた。 続きを見る
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