<紀要論文>
「樹影」における華僑出身の原爆被爆者の描写と佐多稲子の文学における少数派グループ

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概要 本論文では、少数派グループが佐多稲子の文学で果たした位置を理解し、中国出身の原爆被爆者の経験を明らかにするために、佐多の1973年の小説「樹影」を考察する。「樹影」の背景とストーリーのテキスト分析、ストーリーの社会的および政治的背景を検証することを通じて、佐多の原爆関連文献におけるマイノリティの表現方法を探る。また、彼女がどのように自身の作品を通して社会の縁辺(片隅)のグループに関心を維持したかを...分析する。佐多は、中国人の血を引く原爆犠牲者を描写することで、戦後の長崎についての別の切り口の洞察を提供し、単一民族のみが原爆攻撃を経験したわけではないことを強調している。本研究は、佐多の研究に焦点を当て、忘れられた被爆犠牲者の苦悩が歴史に委ねられないようにすることを目的としている。続きを見る
目次 Abstract
Introduction
Background to Sata's The Shade of Trees
Keiko and her Chinese Heritage
Keiko, Asada and the Bomb
Keiko and Asada's Physical Decline
Keiko's Final Years
Conclusion
Suggestions for Further Studies

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登録日 2017.10.30
更新日 2021.03.12

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