<学術雑誌論文>
脳磁図の基礎と臨床応用

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概要 脳磁図(magnetoencephalography:MEG)は大脳皮質ニューロンの神経活動に伴って生じた磁場をミリ秒単位の精度で記録し,さらに活動の起源を数ミリ単位の精度で推定可能な検査法である.機能的MRIと同等の空間分解能をもちながら,血流量や酸素代謝率の変化ではなく,脳波と同様に神経活動を記録することが可能な点が優れている.このような優れた時間分解能と空間分解能を利用し,臨床的にはてんかん...の局在診断に威力を発揮している.また,研究目的には視覚・体性感覚・聴覚・運動などに関する様々な脳機能解析において応用されている.本稿では,MEG の基礎およびてんかん診療におけるMEG の役割とその他の応用例などについて述べたい.続きを見る

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登録日 2010.10.30
更新日 2021.07.28

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