<博士論文>
下顎側方偏位を伴う顎変形症患者における顎関節形態および顎関節隙の三次元的分析

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概要 顎顔面非対称を有する顎変形症患者においては、その非対称が顎関節にまで及び、下顎頭の形態異常や顎関節症状が高率に発現することが報告されている。また、下顎側方偏位症例では、下顎滑走運動時の動態に非対称を示すことも報告されている。従来、二次元的なX 線写真やCT 断層画像を用いた顎関節部形態の研究は行われているものの、下顎窩と下顎頭の形態、およびその位置関係を三次元的に詳細に調査した研究はない。そこで本...研究では、顎変形症患者における下顎側方偏位と顎関節形態および顎関節隙の関連について検討することを目的とし て三次元的形態計測を行った。顎顔面骨格の3D-CT 像から、頭蓋に対する顎関節の位置、大きさ、形態、角度、表面積、および顎関節隙を求め、偏位側と非偏位側について比較検討を行い、以下の結果を得た。下顎頭内外径および下顎頚部の高さは、非偏位側に比べ偏位側において有意に小さい値を示した。下顎窩および下顎頭表面積についても偏位側で有意に小さい値を示し、特に前方内側の領域においてその傾向が強く認められた。また、顎関節隙については、偏位側顎関節の後方外側に下顎頭と下顎窩間の距離が狭い領域が多く認められた。以上の所見より、下顎側方偏位症例では顎関節形態および顎関節隙に非対称が認められ、特に顎関節の前方内側および後方外側において顕著であることが示唆された。続きを見る
目次 要旨 緒言 第Ⅰ章下顎側方偏位症例における顎関節形態の三次元的分析 第Ⅱ章下顎側方偏位症例における顎関節隙の三次元的解析 総括 謝辞 参考文献

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登録日 2013.07.09
更新日 2023.11.21

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