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岸秋渓子
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Created Date | 2013.08.16 |
Modified Date | 2020.10.26 |
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キシ シュウケイシ
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Editor |
花田, 俊典
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スカラベの会
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Database Title | |
Biography |
1913(大正2)年3月28日、福岡県宗像郡南郷村(現・宗像市)の生まれ。俳人・教育者。本名は岸秀一。1930(昭和5)年、鞍手中学を卒業し、福岡高等学校(文科乙類)に入学。1933年、同校を卒業。36年、東京帝国大学文学部宗教史学科卒業。門司高等女学校の教師時代に俳句同好会を作り、俳人の川端京子も育てた。飯田蛇笏主宰の俳誌「雲母」同人として活躍。福岡県立の稲築・東筑・戸畑の各高校長を歴任する。「昭和十三年七月二十二日、私は満洲派遣のため門司を出港した。七月二十五日、大連上陸。七月三十日夜、ハイラル到着。第二十三師団歩兵第六十二聯隊の一兵士として、ハイラル附近の警備に当つた。零下五十度と言われるハイラルの冬をすごして、昭和十四年の早春、ハイラル陸軍病院に入院。部隊はノモンハンに出動。私は戦傷患者が後送されてくるので、ハルピン陸軍病院に転送。ここで左湿性胸膜炎と診断され、遼陽陸軍病院に後送、さらに旅順、大連を経て内地還送。小倉陸軍病院から熊本陸軍病院健軍分院に移つて療養。昭和十五年一月三十一日、召集解除になつた」。句集『日輪』(雲母社、昭37・5)『道』(竹頭社、昭41・7)、妻・美江との合同句集『花野』(竹頭社、昭47・6)がある。1978(昭和53)年3月26日没。遺句集『四温の石』(竹頭社、昭54・2)、追悼文集『春落葉』(私刊、昭54・3)がある。【坂口博】木枯やシベリヤの夜を寐ずまもる/雪げむりはるかに砲車進む見ゆ/窓ひろくアカシヤの花ゆれやまず/コスモスの雨に傷兵安かりし/波晴れてカンナ崩るる色の濃し
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Relation |
Record ID |
441759
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Rights |
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Created Date | 2013.08.16 |
Modified Date | 2020.10.26 |